本田フル出場でミラン3ゴール快勝

 「イタリアリーグ、ACミラン3-0トリノ」(24日、ミラノ)

 セリエA第37節ACミラン対トリノが24日夜、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、ミランが3-0で快勝した。ミランの日本代表FW本田圭佑は3トップの右サイドでフル出場した。ミランは前半にDFザッカルド、前半終了後にインザギ監督という2人の退場者を出しながらも、今季のホーム最終戦を勝利で飾った。

 本田は前半11分、トリノのMFビベスのユニホームを引っ張るファウルでイエローカードを受ける。本田の警告は今シーズンで3度目だった。そして同18分、ザッカルドがロングパスをFWエル・シャラウィに出し、これを受けたエル・シャラウィが体を反転させて振り向きざまに右足でシュート。ミランが先制点を挙げた。

 同35分にはマンマークされていたトリノのMFモリナーロから激しいスライディングを受けたものの、ノーホイッスル。本田は両手で地面を叩いて悔しさを表した。同42分には左サイド25メートルからのFKで直接ゴールを狙った。これは低い位置で流れ、トリノGKパデリにがっちりキャッチされた。

 そして同42分、ミランのザッカルドがトリノのモリナーロの足を激しくすくったとしてレッドカードが出された。ミランは10人で残り時間を戦わなければならなくなった。その上、前半終了時にインザギ監督がこの処分に対して審判に抗議したため、退場処分。タソッティ助監督が後半の采配をふるった。

 後半5分、本田は左サイド25メートルの位置からFKを蹴り、ボールはゴール正面へ。高い位置でFWパッツィーニやMFファン・ヒンケルが頭で合わそうとしたが、得点にはつながらなかった。同9分、本田は右サイドからドリブルで35メートルを駆け上がり、パッツィーニへパス。受けたパッツィーニがヘディングシュートを試みたが、トリノGKがセーブした。

 そして同11分、ファン・ヒンケルがエリア内でトリノのモリナーロに倒され、モリナーロは一発退場処分となった。このミランのPKチャンスをパッツィーニが決めて2-0。同20分には故障のため長期戦線離脱していたエル・シャラウィが、この日2点目となる鮮やかなゴールを右足で決めて3-0。ミランは完全に試合の主導権を握った。

 試合はそのまま3-0で終了し、ミランは10位に浮上した。ミランはここ3試合、セットプレーの主役メネスを出場停止で欠いている。この日はPKこそパッツィーニが蹴ったものの、本田がCK2本、FK3本を蹴り、後半23分で交代したエル・シャラウィのCK3本を上回った。

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