「J1 湘南1-3浦和」(7日、BMWス)
昨季2位の浦和は、J1復帰の湘南を3-1で退けた。
先制されたPKを除けば、プラン通りに進めた90分間だった。開幕前の公式戦は3連敗。この日も昨季J2で旋風を巻き起こした湘南に先制を許す展開。崩れそうな要素はそろっていた。それでも主将のMF阿部は「焦りはなかった。流れの中でチャンスは来ると思っていた」。静かにチャンスを待った。
狙っていた好機を生かしたのは後半30分。攻撃参加していたDF森脇の横パスに、MF宇賀神が反応。目の前のMF武藤に「スルー」とかけ声をかけ、右足でネットを揺らした。前半41分にもFKでFW興梠の得点をアシストしており「(森脇とは)3年間やっているので、ああいうパスが来ると思った」と決勝弾を振り返った。
風下に立った前半、チームの武器であるショートパスを、あえて捨てた。立ち上がりから鋭い出足を見せた湘南のスタイルを正面から受けるのではなく「割り切るところは割り切って、相手の勢いがある時はしのごうと話していた」(宇賀神)。相手の運動量が鈍る後半勝負へ「みんなのイメージが一つになっていた」とGK西川は説明した。
「一つ勝って満足ではないが、一つ勝つのは難しい。これがチームにとって必要だった」と阿部。今季公式戦4戦目でつかんだ勝利を、反撃ののろしとする。