「Ｊ１、広島－甲府」（７日、Ｅスタ）

　Ｊ１リーグが７日、開幕する。昨季、３連覇を逃し８位のサンフレッチェ広島は、ホームで甲府と戦う。覇権奪還に向けキャンプでは厳しいトレーニングを積んできた。開幕前最後の実戦となった１日のＪ２岡山戦では、ＭＦ柏好文（２７）と新戦力のＦＷドウグラス（２７）がゴールを決めた。２０１５年シーズンがいよいよ始まる。

　開幕への総仕上げとなる一戦で、快勝した。Ｊ２岡山との練習試合（４５分×３本）は、素早くゴールに向かっていくスピード感でＭＦ柏と新戦力のＦＷドウグラスがゴールを決めた。失点を続けていた守りも無失点に封じた。森保監督は「開幕戦に向けていい手応えをつかんだ試合」と胸を張った。

　「選手はキャンプで肉体的にも精神的にも追い込んでトレーニングしてきた」。鹿児島、宮崎キャンプでは、厳しい練習を選手に課してきた。体が重く、思うようなプレーができないこともあった。柏は「キャンプではナメック星にいた感じ（重力が重く感じた）」と振り返る。しかし開幕を目前に、コンディションは整いつつある。指揮官は「やってきたことに、自信を持って公式戦に向かっていける。そういう試合だった」と力を込めた。

　今季も主将としてチームを引っ張るＭＦ青山は「体はしっかり作れている。チームとしての戦術も作れてきているので、あとは公式戦でやっていくだけ」と万全をアピールした。

　森保監督は開幕戦のメンバーについて「調子の良しあしで変わってくる。（調子の）いい選手を開幕戦で使っていく」と話した。岡山戦で１、２本目に出場した選手を中心に総力を“結集”して戦う。