メッシ猛反発…エンリケ監督の解任説も
サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナのFWメッシがルイス・エンリケ監督と度重なる口論をし、ロッカールームは一触即発の“ピリピリムード”が漂っている。大エースの猛反発によって、監督の去就に影響しかねない深刻な状況になりつつあるという。
7日のスペイン紙エル・ムンド・デポルティボなどによると、メッシはクリスマス休暇明け初日となる3日の練習中にエンリケ監督と激しい言い合いをしたあと、4日のリーグ、レアル・ソシエダ戦の直後に監督の“腹心”としてチームスタッフ入りしている心理学者にケンカ腰の態度を取ったという。その試合のベンチスタートに納得できないメッシが反発的な態度を取ったことが理由だと考えられている。
メッシは5日の公開練習を欠席。クラブの公式発表では「胃腸炎」となっているが、チーム練習がなかった翌6日には自ら車を運転しクラブ総合練習場に“休日出勤”した。
5日のメッシの行動に激怒したエンリケ監督が罰則を課そうとするなど、両者の関係は悪化する一方で、MFシャビら主力の3選手がメッシと話し合いの場を持ち正常化を図っていくという。
また、別の記事では、既にクラブからエンリケ監督に対して解任の“最後通告”が出たとしている。8日の国王杯エルチェ戦、11日のリーグ、アトレチコ・マドリード戦で結果が出なければ、クビを言い渡されるとの見方もある。バルセロナは現在、首位のレアル・マドリードと勝ち点差1の2位にいる。