浦和、首位陥落 CK蹴られず監督激怒

 「J1、浦和2-2神戸」(2日、埼玉)

 首位で前半戦を折り返した浦和は神戸と2‐2で引き分けた。名古屋を1‐0で下した鳥栖と勝ち点37で並んだが総得点で上回られ、首位から陥落した。鳥栖は5月の第13節以来の首位。3位川崎は柏に1‐4で大敗。4位の鹿島は広島に5‐1と大勝した。大榎克己監督(49)の初戦となった清水はFC東京に0‐4で大敗した。

 浦和サポーターからの怒りのブーイングが、松尾主審に降り注いだ。後半ロスタイムにDF那須のヘッドで同点に追いつき、勝ち越しをかけたCKを蹴る前に試合終了の笛が鳴った。勝利した鳥栖に勝ち点、得失点差で並ばれ、総得点の差で5月17日から守ってきた首位を奪われた。

 気が収まらなかったのがペトロビッチ監督だ。「最後のCKを蹴らないで終わるのは珍しい」と指摘。「バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードのホームゲームで、最後蹴らせないで、試合を終えた主審が、その後、どこで笛を吹くのか」と皮肉を込めた。

 ただ、ドローになっただけで幸運といえる展開だった。FW興梠慎三(27)の3戦連発で先制したものの、後半17分にCKからフリーのDF河本にヘッドで決められた。続く同24分には、元浦和のMF高橋に“恩返し弾”も献上。槙野は「ペースダウンしてしまうところがあった」と反省した。

 監督の怒りには続きがある。「(こういう判定をされる)ということは、クラブとしての重さを持てるようにしないといけない」。ペドロジュニオール、鄭と2人の主力を欠く神戸相手のドローは痛恨の結果。監督の言う「クラブの重さ」を身につけるには、簡単な失点をしないことも必要だ。

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