浦和、スタジアム周辺封鎖!無観客試合

 J1浦和は17日、サポーターが差別的な横断幕を掲げた問題の処分として、無観客試合として行われる清水戦(23日)について、両軍サポーターに会場となる埼玉スタジアム周辺への来場と応援を禁止すると発表した。スタジアムがある敷地内への立ち入りを禁止し、サポーターとみられる人には警備担当が呼び止める方針。一般の公園利用者までは規制できず、“隠れサポーター”の出現をクラブ、スタジアム関係者とも警戒している。

 サポーターか、一般客か、警備担当者には眼力が求められる。午後3時開始の試合を踏まえ、浦和は正午から午後7時まで両軍サポーターの敷地内への立ち入りを禁止するが、公園管理事務所の担当者は「一般利用を妨げないのが原則」とした。

 公園内には遊歩道やバスケットボールのゴールがあり、こうした施設の利用は認められる。やっかいなのは、公園の利用客のふりをしてスタジアムに近づくサポーターが現れる場合だ。

 一例として、前出の担当者は「犬の散歩をしながら、『ウィー・アー・レッズ!』とやる人には声をかけるでしょう」との見通しを示した。基準は「一般常識」になる方向で、服装や持ち物、行動でサポーターかどうかを判断するという。

 「少しでも近くでチームを応援したい」という声が多数届いている中、来場を禁止したのは無観客試合に至った経緯を考えたから。全応援を禁止することで、再出発しようとしている。

 最寄りの埼玉高速鉄道・浦和美園駅でもスタッフが公園の敷地内に近づかないよう呼びかける。浦和の広報担当者は、それでも来てしまった人には「趣旨を説明して帰っていただく」とした。隠れサポーターとして応援しても、この日ばかりはクラブは喜ばない。

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