浦和、当面すべての横断幕を禁止へ

 J1浦和の淵田敬三社長(59)は13日、都内のJFAハウス内で会見。8日の鳥栖戦で掲出された「JAPANESE ONLY」という差別的な内容の横断幕について、同社長は謝罪をした上で、当該サポーターのグループの無期限活動停止処分や、当面の間はサポーターによるすべての横断幕の掲出を禁止するなどのクラブ内処分も発表した。

 問題の横断幕が試合終了時まで掲出が続いていたことで、Jリーグの村井チェアマンも「(差別的な内容の横断幕を掲出することを)助長した」と断罪。同社長は「今季から有事の際の緊急体制を整えていたが、その意識が低かった」と認めた。

 横断幕の掲示者は「ゴール裏は聖域で海外からの観光客らに入ってほしくなかった」と説明しているという。

 駒場開催となった05年を除いて、直近10年のホーム清水戦の平均入場者は4万4344・5人。淵田社長によると、入場料の平均金額は2500円で、無観客試合となりグッズやスタジアムでの飲食なども含めれば、1億5000万円以上の損失が出る見込みだ。

 これでまでも一部サポーターの蛮行で、計3700万円の制裁金を科されている浦和。自浄作用のなさを改めて露呈した形だ。

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