本田とセードルフ新監督が“緊急会談”

 日本代表MF本田圭佑(27)が所属するイタリア1部(セリエA)ACミランは16日、アレグリ前監督の後任として2年半の契約を結んだセードルフ新監督(37)のもとで初練習を行った。同監督はまず、新エースの本田と“緊急会談”。チーム再生のためのけん引役に、本田を選んだ。新監督の初陣は19日のホーム、ベローナ戦。16日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙は、新布陣を「FWバロテリの1トップ、本田とカカがその後方に位置する」と予想した。

 衝撃的だった本田のホームデビュー戦から一夜明けた16日、前日にイタリア入りした新指揮官は早速、初練習に臨んだ。そして本田のところに歩み寄った。スカイスポーツTVによると、2人は英語で意見を交換。監督としてチームに戻ってきたかつてのミランの「10番」が、日本からやって来たばかりの新「10番」本田に、チーム再建のための考えを聞いたのだ。

 もはや必要不可欠の存在であることは一目瞭然。セードルフ監督がいきなりチームの「王様」となった10番と意見を擦り合わせたのも、いわば必然。本田を最大のキーマンとして、新生ミランが19日のベローナ戦で船出する。

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