U22日本第2戦もドロー 守備陣安定
「U-22アジア選手権」(14日、マスカット)
1次リーグ第2戦が行われ、21歳以下代表の日本はC組でクウェートと0‐0で引き分けた。2分けの勝ち点2で同組2位。オーストラリアがイランを1‐0で下して2連勝の勝ち点6で、同組1位で準々決勝に進出した。日本は1次リーグ突破を懸けて16日のオーストラリアとの最終戦に臨む。
イランとの第1戦で3点を失った守備が安定感を増し、無失点で終えた。クウェートの攻撃をつぶし、好機をつくらせなかった。植田(鹿島)らが果敢に間合いを詰めてドリブルを阻み、後半は相手の武器のセットプレーをはね返した。
手倉森監督は初戦の後、国際経験の少ない守備陣に体の使い方やステップワークを指導したという。J1仙台の堅守をつくり上げた指揮官は「裏を取られる回数が少なくなった。よく辛抱して抑えた」と満足感を示した。
オーストラリアは高さ、強さがあり、守備もよく統率されている。監督は「次戦から決勝トーナメントのつもりで戦う。いよいよ勝負だ」と緊張感を漂わせた。