サッカーのイタリア１部リーグ（セリエＡ）ＡＣミランの日本代表ＭＦ本田圭佑（２７）は１０日、ミラノ郊外のチーム練習場ミラネッロでの練習後、ついにファンと対面した。出入り口で待ち受けたファン数人を練習場内に招き入れ、サインと写真撮影に応じる出血大サービス。幸運なファンの中には、日本人で、筋金入りの本田マニアで知られる芸人のマギー塁（２９）がいた。

　本田がこれまでの態度を一変させた。前日までの２日間はファンサービスに応じなかったが、この日は違った。練習終了後、クラブの広報部長が門番に合図すると、出待ちするファン５、６人を特別に敷地内へ招き入れて、本田との対面やサイン、写真撮影を許可した。

　突然のサプライズで、幸運を手にしたファンの中には日本人が１人いた。マジシャンのマギー司郎の７番弟子で、芸人のマギー塁。本田がＣＳＫＡモスクワに在籍していたころは、日本からロシアまで追っかけ、今回はイタリアにまで行動範囲を広げていた。

　ＡＣミランの一員となった本田から、初めてサインを獲得したマギー塁は興奮を隠しきれなかった。「ま、まだ手が震えています。ロシアで会ったことを覚えてくれていたみたいで、（本田は）“ニヤッ”としてました」。ミニボールに「ミラン１０」とサインしてもらい、スマートフォンでツーショットの写真まで撮影することができた。

　思いがけないプレゼントに驚いたマギー塁は、この日のために本田と同じ銀色に髪を染めていた。以前は本田に似せていることが売りで、当時はＣＳＫＡモスクワの本田に会いに行ったことがある。

　今回は９日にミラノ入りし、１２日にアウェーでリーグのサッスオロ戦、１５日にはホームでイタリア杯のスペツィア戦まで、ミランの２試合を見て日本に帰国するという。