ザックJ肩すかし ガーナ主力5人来ない
「国際親善試合、日本‐ガーナ」(10日、日産スタジアム)
ザックジャパンのアフリカ対策に“くるい”が生じるかもしれない。ガーナサッカー協会は7日、公式サイトで日本戦(10日)へ向けた来日メンバーについて、主力のMFマイケル・エシエン(30)=チェルシー=やケビン・プリンス・ボアテング(26)=シャルケ=が来日しないことを発表した。なお、日本代表は同日、ガーナ戦へ向け、横浜市へ移動した。
来日を回避したエシエンは爆発的な運動量を誇るボランチで、6日のブラジルW杯アフリカ2次予選ザンビア戦には後半10分から出場し、2‐1の勝利と最終予選進出に貢献した。ボアテングはザンビア戦は不出場だったが、ACミランで昨季まで背番号10をつけた。両者とも世界トップクラスの選手だ。
公式サイトによると2人以外にもFWアサモア・ギャン、MFワカソ・ムバラク、FWアンドレ・アユーといった主力選手が来日メンバーから外れた。合計5人が日本戦を回避したことになる。
日本協会の原技術委員長は「何人かこない人がいるかもしれない。アフリカのチームは来るまで分からない」と諦め半分。ザックジャパンとして初のアフリカ勢、そして前回W杯8強の強豪との対戦で力を試す青写真にくるいが生じかねない。
グアテマラ戦を「できて当たり前」と振り返ったDF長友はガーナ戦を「本当に強い相手なんで。どれだけ自分たちのサッカーができるかが一つの目安」と楽しみにしていた。今は少しでも“強いガーナ”の来日を祈るばかりだ。