大宮が浦和破りJ1新の18戦連続無敗

 「J1、大宮1‐0浦和」(20日、NACK)

 大宮が浦和とのさいたまダービーに1‐0で勝利し、昨年9月1日・浦和戦からの負けなし記録をJ1新記録の「18」に更新した。前半ロスタイムにFWズラタン(29)が3試合連続のゴールで先制し、徹底した守備で守りきった。大宮はJ1でのチーム最多タイの4連勝で勝ち点を17に伸ばして2位に浮上。首位の横浜Mは新潟に0‐1で敗れ、開幕からの連勝が6でストップ。横浜Mと大宮の勝ち点差は1に。今季初黒星の浦和は3位に後退。

 優勝が決まったかのような喜びようだった。精根尽きた何人もの選手がピッチに倒れ込んだ。宿敵・浦和からの勝利で、負けなし記録を更新したことは、大宮には大きな意味があった。

 「記録に興味がない」と言い続けてきたベルデニック監督からはビッグな宣言が飛び出した。「大宮が鹿島のような大きなクラブになる過程となる、きっかけとなるのではないかと思います」。これまでの連続負けなし記録17を持っていた鹿島はJ1優勝7回の名門。そこに肩を並べることを目指そうというのだ。

 監督の名門化宣言が大げさに聞こえないほど、今季の大宮は強い。その要因はいくつかある。

 【(1)勝利の方程式の確立】終盤にDFを入れ選手の意識を守りに統一する。浦和戦でも残り数分でDF渡部とDF村上を投入した。村上は攻撃参加していた浦和のDF槙野を密着マークした。

 【(2)五輪4強コーチの指導】昨年のロンドン五輪で4強入りしたU‐23日本代表・関塚ジャパンから、小倉勉氏が昨年9月にヘッドコーチに就任。「言い過ぎて選手がうまくなることはない」と指導の秘けつを語る一方で、その指導法は非常に細やかだ。左右どちらからボールを取りにいくのかなど、守備を基礎から選手にたたき込んでいる。同じく関塚ジャパンの里内猛フィジカルコーチも今季からコーチとして復帰している。

 【(3)強力2トップの残留】昨夏加入したノヴァコヴィッチとズラタンのスロベニアコンビがともに残留。すでに2人で4得点の攻撃力は脅威だ。

 降格争いの常連からの脱皮は、選手にも大きな自信を与えている。MF金沢は「浦和という強いチームに勝てる力を示せた」と言い切った。記録更新は常勝軍団への第一歩に過ぎない。

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