京都橘、初の国立!メード喫茶で充電

 「高校サッカー選手権・準々決勝、京都橘2-1帝京長岡」(5日、三ツ沢)

 京都橘は前半9分にFW仙頭啓矢(3年)のゴールなどで、帝京長岡を2‐1で退けて準決勝に進出した。

 最後は息も絶え絶えで守り抜いた。勝利を告げるホイッスルが鳴り響くと、歓喜するイレブンはピッチにうずくまった。「選手がよくこらえてくれました。先制点を取れたのが大きかったですね」。米沢監督は胸をなで下ろした。

 勝負を決める先制弾を生んだのは、副将を務めるFW仙頭だ。前半9分にMF小屋松から折り返しをダイレクトで右足弾。急性胃腸炎で2回戦直前に離脱した主将DF高林から「絶対に点取れよ」とハッパをかけられた。得点が決まると、ベンチで戦況を見守る主将から託されたキャプテンマークと共に躍動した。

 萌(も)えてリラックスして、試合で燃えた。初戦から6日間で4試合と過酷な日程。試合前日の自由時間に仙頭は、チームメートを連れて「秋葉原のメード喫茶に行きました。東京っぽいことをしたくて」。初めて踏み込んだ別世界では「メードさんが『フリフリ』っていう声で作ってくれた」という萌え系シェークで栄養補給。高校生にとっては「痛かった」という2000円の出費があったが、「試合につながった?そうですね。リラックスできたので」と笑いながら振り返った。

 準決勝までの1週間も東京で合宿を続けることが決定。「時間があったら、東京らしいところに行きたい。来年からは東京で大学生なので」と仙頭。大都会のパワーを吸収し、夢の全国制覇を目指す。

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