大久保涙…2度目の屈辱「終わった」

 「J1、神戸0-1広島」(1日、ホームズ)

 C大阪と新潟が残留を決め、神戸とG大阪がJ2降格となった。神戸は既に優勝を決めている広島に敗れて16位となり、05年以来2度目の降格。

 肌を刺す冷たい冬の風と、頬を伝う涙が、これが現実であることを物語る。「終わったんやな」。ピッチ上で大の字となったFW大久保はポツリとつぶやいた。選手、スタッフ、サポーター…神戸にかかわる人々が目を真っ赤にした。J2降格。苦しみ、迷いながら進んできたシーズン。最後に用意されていたのは、もの悲しいエンディングだった。

 勝てば残留が決まる一戦。だが、新王者は甘くはなかった。「前半は大体プラン通りだった」と安達監督が振り返るように0‐0で折り返したが、後半7分にDF北本が相手FW佐藤をエリア内で倒して、痛恨のPK献上。「僕のミスでね…。申し訳ない気持ちで一杯です」。13年目の生え抜きDFは、消え入りそうな声で謝罪した。

 迷走を続けた一年だった。昨オフには大型補強に成功したが、序盤と終盤に和田監督、西野監督をそれぞれ解任。スタイル変革を掲げ継続性を重要視していたクラブだったが、2度の監督交代は成長のための指針を放棄したことと同義。“芯を失った”チームは、頼るべき攻撃手段を見いだせないまま、最終戦も無得点。「ハードワークして雰囲気もいい。それでもピッチ内で崩せない。一年の集大成というゲームだった」。ヘッドコーチ、監督として携わった指揮官はこう振り返った。

 降格によって、来季の編成にも陰りが見える。主力の多くが複数年契約中だが現役代表のDF伊野波が「(来季については)今は言えない」と話せば、大久保も「そんな話はしていないから、まだ分からない。これから」。予算削減も余儀なくされるだけに、その去就は不透明だ。1年でJ1へと舞い戻り、真の強豪へと変革する道のりは、強い覚悟と、たゆまぬ努力の先にしか、存在しない。

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