浦和がフィンケ元監督と“復縁”
J1浦和が、実質“けんか別れ”した元監督のフォルカー・フィンケ氏(64)と復縁した。6日、山道守彦強化本部長が「今後ともいい関係でいきましょうということ」と関係強化を認めた。今後、選手の紹介やチーム運営のアドバイスが期待できる。
映画監督の妻・ラインヒルトさんの日本取材に随行するためドイツから来日したフィンケ氏は3日にさいたま市内での練習を訪問し、選手やスタッフと談笑した。7日の鳥栖戦(埼玉)や、15日の浦和駒場スタジアムの改修記念イベントにも来場する予定だ。ドイツ1部、ケルンのスポーツディレクターを務めていたフィンケ氏は今年3月に辞任している。
09年、10年と2年間、浦和の監督を務めたが、成績はそれぞれ6位、10位と低迷。当時のクラブ首脳陣との対立もあり、10年限りで監督を退任した。しかし、昨年就任した山道強化本部長は「当時の状況はよく知らない」としており、関係改善へ支障はなくなっていた。