井上拓真 新IBF王者・西田を「本当にいい選手」と称賛 「自分もいい結果残したい」

 前日計量をパスした井上拓真(撮影・伊藤笙子)
 前日計量を終え、フェースオフする井上拓真(左)と石田匠(撮影・伊藤笙子)
 前日計量をともにパスした井上拓真(左)と石田匠(撮影・伊藤笙子)
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 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)

 前日計量が5日、都内で行われ、王者の井上拓真(大橋)、挑戦者の石田匠(井岡)ともに53・4キロでクリアした。

 メインでは兄の井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受けて4団体統一世界スーパーバンタム級王座の初防衛戦を行う。世界戦での兄弟そろい踏みは2019年以来とあって「約5年ぶりの兄弟の世界戦なんで、最高のバトンを渡すだけですね、後は」と、白星のリレーを目指している。

 計量では石田と向き合い、「想定内というか。身長差も想定内でしたし、後はゴング鳴ってからが楽しみですね。まずはジャブの、お互いの距離の確かめ合いを楽しんでやっていきたい」と試合が待ちきれない様子。「明日は何もさせずにしっかりKOで勝ちたい。プロでやってる以上はKOは狙っていきたい」と、前戦に続くKO勝利を宣言した。

 バンタム級は前日、西田凌佑(六島)がIBF世界王座をエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)から奪ったばかり。試合を見たという井上は「距離も良かったですし、気持ちも強いなと思いましたし、本当にいい選手だなと思いました」と西田を称賛した。WBC王座は中谷潤人(M・T)が保持し、WBO王座には同じ6日の東京ドームで同門の武居由樹が挑戦する。主要4団体の王座を日本人が独占する可能性もあり、井上は「すごいいい感じに盛り上がってきてるんで、明日は自分もしっかりといい結果を残したい」と、統一戦を見据えていた。

 石田は「特に何も感じなかった。体格も想定内」とし、「明日が楽しみ。チャンピオンだけ見てバチバチ行きたい。結果で見せたい。ベルトは持って帰ります」と王座交代を宣言。同じ関西勢である西田の戴冠は歓迎していた。

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