新日本・オメガが復帰後連勝でバレットクラブ世界最高峰宣言「棚橋の時代は終わった」

 「プロレス・新日本」(27日、後楽園ホール)

 米国ROHとの合同興行が1271人の観衆を集めて行われ、メインイベントはバレットクラブ(BC)のケニー・オメガ、Cody、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組がケイオスのオカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイ、マーク・ブリスコ、ジェイ・ブリスコ組を下した。

 WWEでも活躍したCodyが新たに加わったBCは抜群のチームワークを見せてケイオスをほんろう。1月4日・東京ドーム大会で熱闘を繰り広げたオメガとオカダが激しくやり合う場面もあったが、最後はCodyが変形リバースDDTのクロスローズでオスプレイを葬った。

 試合後はBCのリーダーで、約1カ月半ぶりに新日本に復帰した前日に続いて2連勝を飾ったオメガがリング上で高笑い。ファンに向かって「いいヤツとは何か。悪いヤツとは何か。ヒールとは、ベビーフェースとは何か。そんなことは関係ない。プロレスにあるのは最高か2番手、それだけじゃないのか。今、ファンのみんなが見ている、それこそがザ・ベスト。最高の男たち。2017年は自分たちが世界を制圧する年になる」と豪語した。

 インタビューでもオメガは冗舌で、「ファンのみんなに、プロレスに対する情熱、プロレスの美しさ、プロレスとは何かを伝えようとここまでやってきたが、自分たちがやってきたことは、そのすべてを超越するものだった」などと哲学的なコメントを連ねて満足顔。「オレたちは本当のエリートとしてプロレス界をけん引していく立場にある。棚橋(弘至)、お前の時代は終わった。お前が目の当たりにしているのは世界の最高峰だ。オレたちはファンみんなのためにプロレスを続けている。オレたちを王様のように扱うべきだ」と、新日本のエースへ向けて上から目線のメッセージを送った。

 このコメントにCodyが反応。「王様、まさにそうだ。オレたちのリーダーは誰なのか。バレットクラブに入って1秒で人間関係が見えてきたが、このグループはなんともすばらしい」と、新天地を絶賛した。

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