亀田和毅が兄・興毅を反面教師のスパーリング

次戦に向けスパーリングを開始した亀田和毅(右)=撮影・三好信也
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 「ボクシング 55・8キロ契約10回戦」(3月10日、後楽園ホール)

 元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(協栄)が6日、都内のジムでスパーリングを開始した。同門の吉松大樹(スーパーフライ級、6勝3敗)と6ラウンドを「リラックスしながらやれた」と振り返った。

 ジャブでプレッシャーをかけ、前後左右に動きながら相手との距離を測り、強烈な左ボディー、アッパーを打ち込んだ。松栄勲トレーナーの指導で鍛え上げている体幹から、鋭いキレで打つパンチは近距離でより破壊力を増す。和毅は「スピードもパワーもまだこれからやけど、重心はブレへんようになってきたと思う」と手応えを口にした。

 兄で元世界3階級制覇王者の興毅チーフトレーナーは「攻める前にプレッシャーをかけて、力強いパンチを打つのがテーマ。和毅はこれまで距離を取ってきたけど、接近戦もよくなった。アッパー、ボディーがいい角度で打ててる。試合になればKOにつながるパンチ」と話した。

 意外なことに、興毅チーフトレーナーは自分自身を反面教師としていた。和毅に対し「スパーリングではダウンしてもええから思い切り接近していけ」と指導している。「オレはスパーリングでも勝敗にこだわっていた。ダウンを狙ってやっとったけど、オレはレベルが低かった。スパーリングでしかできへん練習がある。それを言っている。和毅は冷静やからね。オレの現役の時よりも大人」と、アドバイスを送っている。

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