河野が征矢退けてW-1王座V2!「やめたヤツらにうらやましいと思わせる」

芦野(右)の挑戦を受ける河野=後楽園ホール
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 「プロレス・WRESTLE-1」(8日、後楽園ホール)

 WRESTLE-1(W-1)チャンピオンシップは、王者の河野真幸が征矢学の挑戦を退けて2度目の防衛に成功。試合後には芦野祥太郎が次期挑戦者に名乗りを上げた。

 両者は気迫をぶつけ合い、一進一退の熱戦を展開。最後は河野のヒザ蹴りが征矢のラリアットとの激しい打ち合いを制し、トドメのランニングニーリフトをたたき込んで息の根を止めた。

 試合後、マイクを握った河野は「W-1が始まって3年半、去年もいっぱいやめて、旗揚げ当時のメンバーも変わったけど、2017年1発目のタイトルマッチで、征矢、お前とできてよかったよ」と、離脱者が相次いだ団体の厳しい現実に触れながら、征矢をねぎらった。

 一方の征矢は、「オレは旗揚げにいたメンバーじゃないかもしれない。でも、初期メンバーがいなくなって、残されたのはオレたちですよ、河野さん。オレたちがどうにかしないと始まらないでしょ。どうなんですか」と問いかけた。

 これに河野は「やめていったヤツら、離れていったヤツらがこのリングがうらやましい、やめなきゃよかったと思わせるぐらいに頑張ろうぜ」と応えると、征矢も「オレたちでW-1を盛り上げていきましょう」と叫び、2人は握手を交わした。

 そこに、河野と同じトリガー所属の芦野祥太郎が割り込んでアピールを開始。この日に河野の初防衛戦の相手だった黒潮“イケメン”二郎を下したことを理由に、「このベルトに挑戦する資格があると思うんですよ。次の後楽園でボクとタイトルマッチをやってください」と、次期挑戦者に名乗りを上げた。

 河野はこれを「W-1で一番のベルトをかけて、メインイベントでトリガー対決をやろうじゃないか」と、その場で受諾。だが、またも征矢がマイクを握って「すぐにとは言わない。オレにもう一度だけそのベルトに挑戦させてくれ。オレはしつこくいくぞ」と訴えると、河野はあきれながらも受諾した。

 河野はインタビューで「アイツ(征矢)のスタイルとかマネはできないし、うらやましいとも思わないけど、このベルトに対する気持ちは誰よりもあるのかな」と、征矢の気持ちに理解を示し、「でも、これがこのベルトのあるべき姿だと思う。このリングで戦うヤツらがみんな目指す、みんながほしいベルトじゃないといけないから。アイツと組むとかどうかはないけど、W-1を盛り上げていく作業では仲間なのかな」と、しみじみ話した。

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