「ミスター広島」魁が引退表明 04年に3人でダブプロレスを立ち上げ

 広島プロレス界を背負ってきた「ミスター広島」ことダブプロレスの魁(さきがけ)が9月末、今年限りでの現役引退を表明した。9日に広島市南区の広島産業会館西館で、自身がプロデュースした「魁・漢塾」を開催。盟友のレイ・パロマとタッグを組み、進祐哉、HUB組とメインで戦う。残り少ないリング人生を全うする。

 潔く身を引く。広島マット界の第一人者である魁は、9月25日にマリーナホップで行われたダブプロレス「瀬戸内サマーボム2016」のメインイベントで出場。頂天Bブロック1回戦で近野剣心に敗れ、今年限りでの現役引退を決意、ファンの前で表明した。

 引退の理由に「若い選手が出てきて、自分の仕事場を奪われていた。メインから外れることが増え、辞めどきを考えていた。上がつかえている団体はダメだし、プロとして“やりたい”だけではダメ」と世代交代を挙げた。

 小学生時代からプロレスにあこがれ、独自でトレーニングを積んできた。「体を鍛えていたので、足が速くなった」と高校時代は陸上選手として活躍。就職してからはボディービルダーとして体を鍛えていたが、アマチュアプロレスのレイ・パロマ、グンソと出会った。「やるならプロの人に習いたい」と福岡を中心に活動する華激のアステカに弟子入り。2004年にプロレスデビューし、同年12月に3人でダブプロレスを立ち上げた。

 今では広島プロレスのメッカとなっている広島産業会館の使用に尽力。選手としてダブプロレスだけでなく大日本や全日本の興行にも参戦し、ピーク時には年間100試合以上をこなしてきた。年齢とともに出場試合も減り「三島由紀夫の“金閣寺”じゃないけど、プロレスを愛するがゆえに今、辞める」と決意した。

 9日には自身初のプロデュース興行「魁・漢塾」を開催する。「ちゃんとしたものを見せたい。期待している若手やこれまでのライバルを集めた硬派なイベント」。盟友のレイ・パロマとタッグを組み流川ブラザーズとして進祐哉、HUB組とメインで戦う。

 年内いっぱいはリングに上がる。10キロの減量に成功して体調も万全だ。「熱い試合をしたい。恩返しじゃないけど、最後までやっていきたい」。プロレス人生の集大成として、今後の戦いに挑む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス