「ボクシング・日本スーパーウエルター級タイトルマッチ」（２０日、エディオンアリーナ大阪）

　３８歳の王者・野中が老かいな試合運びで判定３－０の完勝。ランク１位の最強挑戦者を退け５度目の防衛に成功した。

　３週間前に右足首を剥離骨折し、背中の筋肉も痛めた。「不安はあったけど自分の動きができた。合格点」。負ければ即引退ながら今回も生き残り、安堵（あんど）した。ＷＢＯ世界ランクで４位に入り世界初挑戦も視界に入る。「０・何パーセントのチャンスでも食らいつきたい」と力を込めた。