石本が3度目の挑戦で日本王座獲得
「日本スーパーバンタム級王座決定戦10回戦」(21日、後楽園ホール)
同級2位・石本康隆(帝拳)が僅差判定で同級1位の久我勇作(ワタナベ)を下し、3度目の正直で日本王座を獲得した。
立ち上がりは久我のワンツーを浴びて鼻を負傷。鼻血は最後まで止まらなかったが、的確なジャブで反撃。久我の攻勢をクリンチでかわし、しのぎきった。
「序盤はピンチだったけど、ジャブがよかったのでは。向こうのジャブも速かったけど、僕の方がのけぞらせたり見栄えがよかったと思う。ジャッジもそこを取ってくれた」と振り返った。
木村悠がWBC世界ライトフライ級王座を、尾川堅一が日本スーパーフェザー級王座を獲得。ジムの後輩が相次いでベルトを巻き「木村も尾川も不利と言われていたのに勝った。本当に刺激になりました」と明かした。
ジム最年長の34歳は「久我君はパンチがあってつよきだったけど、クリンチ際が優しかったり若かった。勝因は経験だと思う」と、念願のベルトを手に笑みを浮かべた。





