元陸上自衛隊・河田神二郎がMVP獲得

 「ボクシング・東日本新人王決勝戦」(3日、後楽園ホール)

 全9階級を行いスーパーライト級は河田神二郎(25)=宮田=が1ラウンド28秒の鮮やかなKO勝ちで大会最優秀選手(MVP)に輝いた。各階級の新人王は東軍代表として、全日本新人王決定戦(12月20日、東京・後楽園ホール)で西軍代表と対戦する。

 インパクト十分の秒殺だった。陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団に勤務した経歴を持つ河田がMVPに輝いた。

 1回、右ストレートと右アッパーでダウンを奪うと、立ち上がった相手を連打から左フックであおむけに倒した。一瞬静まりかえった場内を、リング上のバク宙で沸かせた。

 「自分でもびっくりしています」と振り返ったが、経歴を聞けば強さにも納得だ。自衛隊唯一の落下傘部隊を持ち、厳格なことで知られる習志野駐屯地で2年間、肉体と精神を鍛えられた。「本当にキツかった。夜中にたたき起こされて腕立て伏せを1時間なんてざらでした」と明かす。

 柔道、総合格闘技も経験し、たどりついたのがボクシング。「一つずつ上に行きたい。次は全日本で勝つことです」と、控えめなMVPだった。

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