フリー潮崎、古巣ノアの現状「悔しい」

 「プロレス・全日本」(4日、東京・羽村市リサイクルセンター富商)

 10月からフリーになった潮崎豪が出場し、王道マットで節目の“ラストマッチ”を終えた。新たな一歩を踏み出す潮崎は、今後について未定としながら古巣・ノア、新日本など他団体についてコメントした。

 ノアは04年にデビューした場所。次期エースと太鼓判を押されながら、12年末に秋山準らと退団した。現在、鈴木軍に“占領”されている古巣について「GHC(王座)が鈴木軍に出ちゃってるのは悔しい」と率直な思いを口にしつつ、「だからといって自分が出て行って取り返すって考えたとき、それは違うかなと。外敵になるから…」とも話した。離れて2年9カ月。「デビューしたところなんで思い入れはある」と望郷の思いを隠さない。

 マット界で隆盛を極める新日本については、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ、同インターコンチネンタル王者・中邑真輔、G1覇者・棚橋弘至の名前が明確に浮かんでいる。

 ノアでGHCヘビー、全日本で3冠ヘビーを戴冠。3大メジャー王座にリーチをかけている男は「新日本は以前、G1(クライマックス)に出させてもらってるし、棚橋選手、中邑選手ともやってる。オカダ選手と今、この状況でやったらどうだろうと思う」と目を輝かせた。米ROH、欧州などに遠征経験があるだけに、海外についても「長期は難しいかもしれないけど、興味はある」とコメントした。

 あらゆる可能性を自身で思い浮かべる毎日という。「WRESTLE-1の武藤敬司社長が…」と切り出されると身を乗り出し、「静観する」と最後まで聞くと苦笑した。プロ野球なら抜群の実績を誇るFA選手。「不安もあるけど、自分から動いていく」と話す33歳の実力者の動向から目が離せない。

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