バズーカ細野、また不完全燃焼勝ち

 「日本フェザー級タイトルマッチ10回戦」(20日、後楽園ホール)

 王者・細野悟(大橋)が大差判定(99-91が2者、99-92が1者)で挑戦者で同級11位の大坪タツヤ(T&T)を下し、3度目の防衛に成功した。

 一方的な展開だっただけに、KO決着できなかった欲求不満が残った。前回の福原力也(ワタナベ)戦に続くすっきりしない結末に、試合後の控室は空気が沈んでいた。特に7回、左右のボディーからラッシュをかけながら逃げ切られた場面は惜しまれた。

 細野は「またこれか、という感じですね。負けた雰囲気というか…」とうつむいた。大橋会長も「あんなに実力差があるのにどうしたんだろうね、この不完全燃焼感、慣れました」と厳しいセリフだ。担当の佐久間トレーナーも「何であそこで行かないんだ、とみんな思っている。こいつに世界チャンピオンになってもらいたいんだ。バズーカじゃなくなっているよ」と複雑な表情。

 細野は「日本タイトルで終わるつもりはないです。まだ、自分に弱さがあるのかもしれない」と表情を引き締めた。31歳、まだ終われない。

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