一翔、レベコの弱点見えた!右目狙いだ

 「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)

 予備検診が20日、大阪市内で行われ、史上最速18戦目での世界3階級制覇に挑む井岡一翔(26)=井岡、IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(31)=仲里=ら4選手とも異常なしと診断された。井岡が攻めるのは王者レベコの右目。左目の視力1・5に対して右の0・7は歴戦のダメージの証明で、弱点に拳を集めて、過去最強の敵を仕留める。

 初顔合わせで、一翔は互いに万全の状態であることを感じ取った。「挑むにあたって申し分ない。どちらが強いか決めるだけ。必ず勝つ」と、闘志をむき出しにした。

 レベコは8連続防衛中の強敵。1分間の心拍数は一翔の39回に対して42回と、スタミナ面では五分と言える。だが、“死角”を露呈した。

 レベコの右目の視力は0・7で、左の1・5と大きな差がある。右手の防御の遅れを映像で見抜いてきた井岡一法会長は「ダメージをもらっているということ」と、対策の正しさを確信した。

 叔父の弘樹氏は「左のパンチがキーポイント」と攻略を描いた。身長、リーチとも上回った一翔は「分かっていたこと。やり残しなく仕上げた」と自信にあふれていた。

 レベコ戦はビッグマッチへの通過点だ。3階級制覇なら、昨年5月に敗れたIBF同級王者、アムナト・ルエンロン(タイ)との統一戦を希望する。一法会長は「獲ったら即、果たし状をたたきつける」と、雪辱戦へ動くことを明言した。

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