「ＷＢＡ世界スーパーフライ級タイトルマッチ」（３１日、大田区総合体育館）

　初防衛戦に臨む王者の河野公平（３４）＝ワタナベ＝が２４日、都内で練習を公開した。３月にベルトを奪取してから試合間隔が空いたが、「常に高いモチベーションを保ってきた。チャンスがあればＫＯを狙っていく」と力強く勝利を宣言した。

　挑戦者ヒメネスは技巧派のボクサーだが好戦的なタイプ。河野を指導する高橋智明トレーナーは「結構、前に出てくるし大振りもする。カウンターをうまく合わせれば倒せる」と分析する。仮想ヒメネスに扮（ふん）した同トレーナーとのマスボクシングでは相手のパンチをかわして左フック、ボディーをたたき込む動きを入念に確認した。

　１３年５月の前回の初防衛戦では僅差の判定負け。それだけに今回の試合にかける思いは強い。「少しでも長くチャンピオンでいたい。絶対に防衛します」と決意を表明した。