辰吉次男・寿以輝11月プロテスト受験

 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(44)の次男・寿以輝(18)=じゅいき=が11月のプロテストを受験することが24日、明らかになった。父と同じ大阪帝拳ジムで昨年1月から練習し、階級も同じバンタム級。来春にも、ファン待望の「浪速のジョー二世」がプロボクサーとしての第一歩を踏み出す。

 伝説の「辰吉」の名が、再びリングにコールされる時がきた。カリスマの血を継ぐ寿以輝が11月中に、大阪市内でプロテストを受験することが決定した。

 昨年1月、父と同じ大阪帝拳ジムに入門。85キロもあった体重を同6月末には20キロ減量。ジム側から提示されたデビューの条件をクリアした。

 それから1年以上が経過。デビューに慎重だった父から今月21日に「吉井会長にテスト受けるって言っとけ!!」とGOサインが出た。

 「ここまで長かったですね。もう準備は整っている」。テストへ向け、この日、同ジムで練習した寿以輝はいよいよ踏み出すプロへの一歩に力を込めた。

 97年11月、父が必殺の左ボディーでシリモンコンを倒し、3度目の戴冠を果たした時は1歳。抱きかかえられてリングに上がったものの、父の全盛時の記憶はないに等しい。

 だが「得意のパンチは左」と寿以輝。確実にDNAは受け継がれている。吉井寛会長も「パンチ力はおやじより上かもしれんな」と、潜在能力に舌を巻く。

 周囲の注目を集める存在ながら「全然、気にしていない。俺は俺」と足もとを見つめる。「強いボクサーを目指したい。世界王者というのはあります」。同じ黄金のバンタム級で、18歳は父と同じ頂点を目指す。

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