一翔陣営“歯応え”十分「百%面白い」

 「IBF世界フライ級タイトルマッチ」(7日、ボディメーカーコロシアム)

 王者アムナト・ルエンロン(34)=タイ=が3日、大阪市内の井岡ジムで練習を公開した。ミット打ち、マスボクシングなど軽めに約30分。「(減量は)練習終わりにリミットくらい。しっかり食べて寝て、調子はバッチリ」と状態の良さをうかがわせた。

 練習前の会見では23歳の時にタイの刑務所に入っていた過去を明かした。当時所属したタイ式ボクシングのジムを飛び出し、寝食に困り、女性のかばんを窃盗。そのまま警察へ行き逮捕された。ただ、飢えをしのぐための行為だったことを強調。「1年以内」の刑務所暮らしでボクシングに取り組み「頑張ってみんなに認められた。若気のいたりだった」と、更生した。

 愛称はタイでダイヤモンドを意味する「ペット」で、上部の歯の1本に8年前からダイヤをはめ込んでいる。「ベルトは俺のモノ。渡さないよ」と笑って歯を輝かせた。アマ時代に下した一翔との再戦になるが「1回勝ってるし、今回も勝つ」と力強く言い切った。

 叔父・弘樹氏は「手が長いし、やりづらい。体も一翔がやってきた中で一番大きい。百パーセント、面白い試合になる」と警戒。井岡家悲願、一翔の3階級制覇へ“歯ごたえ”ある相手になりそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス