村田 亡き恩師に“誕生日星”贈る
「ボクシング6回戦」(25日、有明コロシアム)
ロンドン五輪のボクシングミドル級で日本人48年ぶりの金メダリストとなった村田諒太(27)=三迫=が25日、東京・有明コロシアムでプロデビューし、ノンタイトル6回戦で、東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(31)=ワタナベ=を右ストレートで圧倒し、2回2分24秒でTKO勝ちした。
村田の南京都高(現京都広学館)時代の恩師で、10年2月に死去した武元前川さん(享年50)の妻敬子さん(50)と、長男一真さん(25)がリングサイドで見守った。恩師は、生きていたらこの日が54回目の誕生日だった。一真さんは「おやじに最高のプレゼントだと思う」と話し、敬子さんは「ほっとしました。夫なら『やったじゃないか!!』と言うと思います」と、目頭を押さえていた。
