全日分裂へ…武藤派新団体結成が有力に

 全日本の一部所属選手が2日、新社長に就任した白石伸生オーナーに対する反発の意思を明確にした。会長を辞任し、退団が避けられない武藤敬司に追随する選手による新団体結成が有力となった。

 カズ・ハヤシ、浜亮太は「ついて行くことはできない」と発言。近藤修司は「彼(白石氏)が信念を貫くのはいいけど、オレも信念を貫く」とした。シャイニングウィザードで勝ち、LOVEポーズを決めた浜は感極まった。当初から白石氏の改革案に抵抗をみせた船木誠勝は「方針が出たら判断して決める。ただ、あのときの気持ちは変わらない」と話した。

 白石氏は就任あいさつで、武藤との考えの相違で起きた分裂騒動を謝罪しつつ「明るく楽しく激しく、よりハードに発展させたい」と改革の考えは不変とした。また、株式をめぐる武藤との交渉は継続中とし、「(分裂は)しないよう最大限努力する」と話す一方、3日以降に選手と契約について話し合うと説明。残留希望者とは7月から契約を結び直し、退団希望者は9月末で契約を終了する考えを示した。

 「(分裂でも)もめた形で出るのはよくない。残り2、3試合を“ありがとう武藤敬司サヨナラ試合”で送り出せれば」と覚悟を決めていた。

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