バーニング、全日本との対抗戦に勝利

 「全日本」(23日、後楽園ホール)

 全日本対バーニングの対抗戦は、2勝2敗で迎えた“大将戦”で金丸義信(36)が近藤修司(35)を破り、バーニングが勝利した。世界ジュニア王座を奪取した金丸は、5人による全日本のベルト総獲りを宣言した。

 アウェーでブーイングを上回る「バーニング」コールを浴びた金丸がほえた。

 「おい、全日本!!こんなもんか。面白くねえな。オレたちバーニングが面白くしてやるよ」

 ノアを昨年限りで退団した同志たちとともに、王道マットで胸を張った。大森隆男(43)に逆転負けしたリーダーの秋山準(43)、2カ月ぶりのリング復帰で征矢学(28)に完勝した潮崎豪(31)らからよく冷えた“勝利のビール”を浴びせられた金丸は「(体に染みて)痛い」と言いながら喜んだ。

 関門突破で、5人の未来は明るく広がった。すでに3・17両国で秋山、潮崎組の世界タッグ挑戦が決定。この日、青木篤志(35)が鈴木鼓太郎(34)とともに、金本浩二(46)、田中稔(40)組の持つアジアタッグ王座への挑戦を表明した。試合後にカズ・ハヤシ(39)の挑戦要求を受諾した金丸は「内容、結果、実力すべて上。バーニングでベルトを独占する。このままいけば間違いない」と断言した。超満員のファンも認めた5人の勢いは、しばらく止まりそうもない。

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