天龍、敗戦も晴れ晴れ!401日ぶり復活

 「天龍プロジェクト」(29日、後楽園ホール)

 天龍源一郎(62)が、脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症の手術を克服して401日ぶりに再起を果たした。高山善廣、鈴木みのる、森嶋猛と共闘して、永田裕志、中西学、天山広吉、小島聡の新日本軍と対決した豪華メーンは“7人の侍”に支えられて奮闘。グーパンチ、チョップに急降下エルボーも見せたが、最後は永田の腕固めに敗れた。

 引退も覚悟した試練を乗り切り、「体のシン、心臓まで揺れていた。これから結果がついてくるように頑張りたい」と、完敗にも晴れ晴れした表情を見せた。苦難のリハビリは、左大腿(だいたい)骨骨折(90年11月)から半年で復帰した故ジャイアント馬場さんを手本に踏ん張った。

 来年は64年初場所の初土俵から格闘技生活も50年目。2月に63歳の誕生日を迎え、4月の新宿大会で新たな第一歩を踏み出す。土俵とリングで生きざまを貫いて半世紀。馬場、アントニオ猪木の“BI”から日本人として唯一フォール勝ちしている男が、不死鳥伝説に挑む。

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