パパ興毅、12・5大阪で「世界戦」や!

 “浪速乃闘拳”が、いよいよ復活する。亀田3兄弟の長男でWBA世界バンタム級休養王者の興毅(25)が5日、次男のWBA世界スーパーフライ級4位・大毅(23)と三男のWBC世界バンタム級4位・和毅(21)=すべて亀田=とともに静岡県御殿場市でキャンプを開始した。興毅は12月5日に、同級暫定王者で1位のウーゴ・ルイス(25)=メキシコ=と5度目の防衛戦となる王座統一戦を大阪市のボディメーカーコロシアムで行うことが内定したと明らかにした。

 「次は世界戦や。相手はウーゴ・ルイス。契約は7、80%まとまってる」。4月の4度目の防衛戦で両拳を負傷し休養王者となった興毅が、ついに本格的に復活することを明言した。10年12月の戴冠以来初の指名試合となる見通しだが、「何も意識はしていない。どの試合も一緒」と、自然体で臨む。

 ルイスは9割近いKO率を誇る168センチのハードパンチャー。そのイメージについて、興毅は「はっきりと見てない。背は高いと思うぐらい。普通にやれば負けるような相手じゃない」と、撃破に自信を見せた。

 準備は着々と進めている。この日、弟の大毅、和毅とともに静岡県御殿場で6日間のキャンプを開始した。7月の淡路島キャンプで取り入れた体幹トレーニングをグレードアップ。「次の試合へ、しっかり体をつくるための早めの合宿。劇的ビフォーアフターにせな」と、狙いを説明した。

 新たに負けられない理由もできた。3日に第1子となる長男が誕生。約5時間に及ぶ夫人の出産に立ち会い、父となった興毅は「全然実感がなかったけど、生まれた瞬間に変わるもんやな。これがオレの子か、と」と目尻を下げ、「二重まぶたで、オレに似てない。ジャニーズ系で、ボクサーの顔じゃない」と、早くも親バカぶりを発揮。だが「親子2代で世界王者もええけど、大きくなったときの本人次第やね」と、ボクサー育成への迷いを打ち明けた。

 V5の先のプランも描く。「来年は防衛か、スーパーフライ級で4階級制覇か、状況を見てから。福岡でやると思う」と明言した。

 我が子のため、夢の4階級制覇のため、パパ興毅がリングに帰る。

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