湯場が引退示唆「肩の荷が下りた」

 「日本ミドル級タイトルマッチ」(8日、後楽園ホール)

 日本最多4階級制覇を誇る湯場忠志(都城レオスポーツ)が10歳下で昨年の全日本新人王・佐々木左之介(ワタナベ)に逆転KO負け後、「肩の荷が下りた。すっきりした」と引退を示唆した。5階級制覇への仕切り直しを問われても「それはない」と明言。来年1月で36歳という年齢面からも限界を覚悟した。

 一方の佐々木は「湯場さんは雲の上の人」と敬意を表しながらも「右がうまく当たった」と会心の表情。卓球では全国レベルの選手だったが、日大3年でボクサー転向。「世界のベルトを獲る」とリングで絶叫した。

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