内山、練習公開でパワーアップ証明

 「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(16日、ウイングハット春日部)

 王者・内山高志(ワタナベ)が5度目の防衛戦へ向けた練習を公開し、パワーアップしたパンチを披露した。「下半身を中心にフィジカルを鍛えて、疲れても強いパンチが打てたり、もみ合った時の耐久力がついた」の言葉どおり、スーパーウエルター級6回戦の斎藤志朗を相手にした2ラウンドのスパーリングで、その成果を披露した。

 ボディーに放った一撃に、斎藤は「ううっ」と声を上げて動きを止めた。「スパーリングでの力であれだけ効いたから、本番の100%の力だとアバラが折れたかも」と、斎藤は脱帽。佐々木トレーナーも「ボディーミットの上から打たれてもアバラが壊されそう」とパワーアップを認めた。

 初の地元・春日部での試合。会場のウイングハット春日部は6千人収容でチケットはほぼ完売という。「KOでも判定でも圧勝して前より強くなった自分が出せればいい」と内山。リング上で力を見せつける。

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