ロペス、日本での減量で四苦八苦…

 「WBC世界Sフライ級タイトルマッチ」(8日、横浜文化体育館)

 前日計量と調印式、ルールミーティングが7日、都内の後楽園ホール展示会場で行われ、王者・佐藤洋太はリミットの52・1キロで一発パスしたが、挑戦者シルベスター・ロペスは1回目で100グラム超過。3回目でようやくリミットでパスした。

 ロペスは1回目の計量後は縄跳びで汗を流し、45分後にやっとパス。不安そうな表情を浮かべ、パンツまで脱ぎ捨て、息を吐ききってそっと体重計に乗るなど、四苦八苦の末だった。3週間前という異例の早期来日で調整したが、「日本の気候はフィリピンと違い、体を温めにくかった」と失敗の原因を分析。決戦に備え、ゆで卵とフィリピンの豚骨スープ「ブラロ」で胃袋を満たした。

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