【野球】当たるのはどっちだ!?猛牛VS鷹の助っ人外国人

 年が明けて各地から自主トレの話題が届くようになった。2月1日のキャンプインが今から待ち遠しい。

 オリックスのキャンプで一番の注目は新外国人。特に4番候補のステフェン・ロメロ外野手(前マリナーズ)が打てるのか?最下位からの浮上を目指すチームのキーマン。早くどんな打撃をするのか見てみたい。

 というのも気になる情報があるからだ。ロメロ獲得の際に福良淳一監督がこんなことを話していた。

 「もう1人飛ばすのがおったんやけどね。勝負強いということでロメロにしました」

 指揮官はいくら聞いても、もう1人の名前を明かすことはなかった。調べてみるとその選手もNPBに来ることが分かった。ソフトバンクの新外国人カイル・ジェンセン内野手(前ダイヤモンドバックス)だった。

 共に右の大砲。比べてみるとメジャー通算はロメロの4本塁打に対しジェンセンは2本ではあるが、あまりにも試合数が少ない。ならばマイナーではどうか。通算6シーズンで100本のロメロに対してジェンセンは8シーズンで178本。数字で見ればロメロの方が長打力では劣っている。が、例えば昨季の3Aでジェンセンは133試合で169三振。ロメロは106試合で67三振。確実性では上回っている。

 とはいえ、こんな数字が当てにならないのが外国人でもある。そのため西名弘明球団社長は、新年早々にこんな話をしている。

 「去年は外国人補強がうまくいかなかった。これまで外国人が活躍しているときは上位にいっている。低迷しているときはダメ。今回はかなり慎重に選んでる。ただ、オープン戦で見て足らないなら手を打っていこうと思う。補強しないといけないし、獲りに行く。国際部もリストアップはできている」

 もちろん、まだ来日もしていないが、球団トップが“ダメなら次を獲る準備はできている”と、自ら明かすほど、外国人はチーム浮沈の鍵を握っている。

 外国人補強を宝くじに例える球界関係者は多い。当たりくじを引いたのはオリックスなのか、ソフトバンクなのか。

 ちなみに昨年の外国人補強は阪神とかぶった。三塁手の候補としてブレント・モレルとマット・ヘイグ。抑え候補でエリック・コーディエとマルコス・マテオ。来日2年目を迎えるのはオリックス・モレルと阪神・マテオ。結果だけ見れば1勝1敗。だが、2年目の活躍を見てみないと“当たりくじ”を引いたのがどっちかは分からない。(デイリースポーツ・達野淳司)

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