【ライフ】話題のビールをイッキ飲み!

 ビール好きならば、もう飲んでみた人も多いのではないのだろうか。キリンビールが5月から、地域限定で順次発売している「47都道府県の一番搾り」。各都道府県特有の風土や食文化にこだわった47種類の特別なビールとして、5、6月分の受注は年初予定の2倍と大ヒット中だ。そんな話題のビールが、なんと期間限定のローテーションで味わえるという「キリン一番搾りガーデン」が、東京・南青山と大阪・グランフロント大阪にオープン。果たして、味はそれぞれ、どれ程に違うのか。「仕事」…と自分に言い聞かせ、大阪店で飲み比べてみた。

 写真撮影の間に泡が少し減ってしまったのが悔やまれる。「名古屋づくり」に「京都づくり」、そして「大阪づくり」。まとめて出してもらった3種類の一番搾りは、見た目から違った。「名古屋づくり」は赤みが濃く、隣の「京都づくり」は鮮やかで上品に輝く。「大阪づくり」はその中間で、しっかりとした王道といったところか。目で楽しみ、さっそく1人で“乾杯”した。

 まずは「名古屋づくり」。どっしりとした口当たりとともに、コクと旨みが広がる。「味噌などを使った名古屋メシにも合うように、見た目も中身も濃くなっています」とはキリンビールマーケティングの広報担当・家形寿子さん。なるほど、味噌カツや味噌煮込みうどんとも一緒に楽しめる濃いビールか。フルーティーな甘みもあるので、後味も悪くない。お次は「京都づくり」。京都・亀岡産の麦芽を使っており、香りは華やか。思った通り、すっきりと飲みやすい味だ。「はんなり」「十二季節」などがコンセプトとのことだが、確かに、どことなく上品な感じがする。最後に「大阪づくり」をゴクリ。「うまくておもろい」を掲げて使用したブラボーホップの香りは穏やかでいてパンチもある。通常の一番搾りより多くの麦芽を使って大阪らしいお得感を演出したといい、味は芳醇で飲みごたえも十分だ。

 「やっぱり各都道府県のビールを飲み比べるお客様は多いですね。“北海道づくり”など、大阪から遠い都道府県のものがよく出ます。でも、まずは地元の味を試したいからなのか、一番人気なのは“大阪づくり”です」。そう教えてくれたのは「キリン一番搾りガーデン大阪」支配人の古屋皓大さん。グランフロント大阪「うめきた広場」のテラス席で風に当りながら飲めるというのも、爽快感があってビールがすすむ。

 キリンビールの全国9工場でつくられた47種類の一番搾り。大阪店では常時3種類ほどを8月中旬までローテーションで販売している。記者も3種類を一気飲みで堪能。ちなみにフードメニューには、提供中の都道府県のご当地メニューもあり、今回は「京野菜と生ハムのブルスケッタ」を一緒にいただいた。地元のビールを味わうのもよし、遠くの都市のビールを楽しむのもよし。ビール好きの人ならば、ぜひお試しを-。(デイリースポーツ・石川 真之)

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