【競馬】皐月賞を馬場状態から占う

 土曜中山の芝は一日中、良馬場。皐月賞と同じ芝2000メートルで行われた9Rの山藤賞(3歳500万下)は落ち着いた流れながら2分1秒1の決着で、勝ち馬の上がり3Fは34秒4だった。日曜の千葉県船橋市は「曇りのち雨」の予報だが、午前中に小雨が降るか降らないか程度のもよう。土曜とほぼ同じ馬場状態でのレースになりそうで、時計的な落ち込みはないと判断する。

 皐月賞はリスペクトアースが逃げ宣言。3強と呼ばれるマカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズに一泡吹かせようと、伏兵陣は前々の競馬になり、平均より少し速いぐらいの流れになりそうだ。リスペクトアースが前半3Fを35秒台のラップを刻めば、勝ち時計は1分59秒5前後。このタイムでも上がり3Fは35秒を切る瞬発力が欲しい。

 馬場の内側は荒れているように見えるが、直線ではラチ沿いを通った馬もよく伸びていた。山藤賞の1、2着馬が通ったのは馬場の4分どころ。ほかの芝のレースでは3分どころより内での決着だっただけに、大外一気で決めるのは、よほどの実力差がなければ決まらないだろう。

 3強のポジションはおそらく中団より後ろ。一角を崩すなら、内々で脚をためて直線で早めの抜け出しを決められるイスラボニータタイプの馬だろう。今回の推奨馬はドレッドノータス。ラチ沿いをロスなく回り、リスペクトアースがバテたところで先頭に立つ。並ばれたら闘志が点火するタイプだけに、併せ馬の形に持ち込めば速い上がりタイムも出せるはずだ。(デイリースポーツ馬場解析班)

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