フェアリーJ、12年ぶり団体決勝へ

 「ロンドン五輪・新体操団体・予選」(10日、ウェンブリー・アリーナ)

 10日、12チームで争う団体予選後半のリボン・フープの演技を行い、日本は2種目合計53・025点で8位となり、シドニー以来12年ぶりに決勝に進出した。4連覇を目指すロシアが56・375点でトップ。上位8チームによる決勝は予選の結果を持ち越さない。日本選手の出場していない個人総合予選後半はクラブ、リボンの2種目を行い、カナエワ(ロシア)が4種目合計116・000点で首位通過した。予選の上位10人が11日の決勝で演技する。

 通過ラインぎりぎりでの予選突破を決め、「フェアリー(妖精)ジャパン」と呼ばれる選手たちは胸をなで下ろした。主将の田中が「この内容で決勝に進めてほっとしている」と言えば、サイード横田は「奇跡」と目を丸くして喜んだ。

 主力だった遠藤(日女体大)が骨折で代表から漏れる誤算があっても8位に入れたのは、約2年半の強化で戦力が底上げされた証拠。12年ぶりの決勝へ、山崎チームリーダーは「日本に対する評価は上がっている」と手応えをにじませた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    注目トピックス