福留、日米通算2千安打一問一答(上)

6回、日米通算2000安打を達成し、感慨深げな表情でボードを手にする福留=マツダスタジアム
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 「広島4-2阪神」(25日、マツダスタジアム)

 阪神の福留孝介外野手(39)が日米通算2000安打を達成した。4点を追う六回2死二塁で迎えた第3打席で、広島の先発・岡田から、この日2安打目となる二塁内野安打を放った。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 (記者会見で)

 -今の率直な気持ちは?

 ホッとしているというのが一番だと思います。

 -この日の試合を迎えるにあたって、どんな気持ちだったか。

 いつもと変わらず、「チームをなんとか勝ちに」という気持ちでね。それ(2000安打)をあまり意識せずに臨みましたけど。

 -第3打席、打席に入る前の気持ちは?

 できれば第3打席で決めたかったので、もう「ここでなんとかして打ちたい」という、本当にその思いで打ちましたね。

 -積極的に打ちにいった結果。

 飛んだ場所が(二塁の)菊池君のところだったので『アッ』と思ったんですけど、とりあえず抜けてくれて良かったです。

 -“H”のランプが付いた瞬間は?

 実際に家族もこの場でこれを見てくれて、それは本当に良かったと思いますね。

 -広島ファンも含めて、球場全体が大きな拍手に包まれた。

 ビジターだったんですけど、カープファンのみなさんもすごく声援して下さって。「おめでとう」と声をかけてくれて、本当にそれは幸せな気分でした。

 -鳥谷から記念ボード、広島・新井からは花束を受け取った。

 新井さんからは「おめでとう」と言っていただきましたし、鳥谷も「おめでとうございます」と言ってくれました。まだゲーム中だったんでそんなに多くの言葉はないですけど、本当にうれしかったです。

 -初安打は99年4月4日・広島戦(ナゴヤドーム)。

 プロに入って、打てるかどうかも分からない中で。あの時にヒットを打って、そこからスタートして。ここまで野球を続けられたということが第一だと思うし、周りの方々に感謝してね。本当にそれだけですね。

 -改めて2000という数字をどう思う?

 すごい数字なんだと思います。ただそれだけだと思います。

 -ここまで苦しいこともたくさんあった。

 苦しいこともありましたけど、こうやって2000本という数字を達成できたので、そういうのも2000本を達成するための糧だったのかな、と思いますし。苦しいこともいい思い出になりますね。

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