元阪神監督の後藤次男さんが死去 92歳

元阪神監督の後藤次男さん(2015年4月)
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 阪神は2日、元監督の後藤次男さんが5月30日午後10時30分、老衰のため兵庫県西宮市の病院で死去したと発表した。92歳だった。通夜、告別式はすでに密葬で執り行われた。

 後藤さんは1924年1月15日生まれ、熊本県出身。熊本工(旧制)から法大を経て、1948年に阪神に入団。現役時代は右投げ右打ちの内野手で、50年には、当時リーグ記録の8打席連続安打をマーク。51年に、これも当時のリーグ最多となるシーズン155安打をマークした。57年シーズン限りで現役を引退。実働9年で通算949試合に出場し、打率・283、51本塁打、355打点をマークした。

 69、78年には監督を務めたが、69年は2位、78年は球団史上初の最下位だった。

 テレビの解説を務めた。昨年4月7日の阪神-DeNA(甲子園)では、球団創設80周年セレモニーで始球式を務めていた。

 坂井オーナー「突然の訃報にとても驚いています。球団創成期には打って守れる中心選手として大活躍され、引退後は二度にわたって監督に就いていただきました。『仏のクマさん』と言われる誠実な人柄で選手の個性を重んじて指揮をとられていたという印象を持っています。球団OB最年長でまだまだお元気でと思っていましたが、大変残念です。心よりご冥福をお祈りいたします」

 四藤球団社長「球団OB会で後輩を激励される元気なお姿を見ることをできなくなりました。昨年の球団創設80周年の甲子園開幕戦で、始球式をお願いし、とても91歳には見えない力強い投球に驚かされました。タイガース一筋に歩まれた後藤さんのご冥福をお祈りする次第です」

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