阪神の平野恵一２軍守備走塁コーチが２８日、西宮市内の球団事務所で就任会見を開いた。

　「とても気持ちが引き締まっています。現役よりも引き締まっていますね。現役は自分のことで精いっぱい。コーチとなると選手の人生がかかってますから。責任を感じながらやりたい」と話した。

　平野コーチは桐蔭学園から東海大に進み、２００１年のドラフト自由枠でオリックスに入団した。広い守備範囲を誇る二塁手、ときに外野も兼任するユーティリティープレーヤーとして活躍した。

　０７年オフに浜中、吉野との２対２のトレードで阪神へ移籍。阪神では二塁手としてレギュラーを獲得。０８年にはカムバック賞、１０、１１年と２年連続ゴールデングラブ賞を獲得した。

　１２年オフにはＦＡ権を行使しオリックスへ復帰。今季限りで引退した。