藤浪-森の大阪桐蔭対決は藤浪の勝利!

5回パリーグ2死、ロッテ・清田育宏を空振り三振に仕留め、ほえる阪神・藤浪晋太郎=東京ドーム(撮影・吉澤敬太)
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 「オールスター・第1戦、全セ-全パ」(17日、東京ド)

 阪神の藤浪晋太郎投手(21)が、全セの2番手として四回から登板。大阪桐蔭高時代にバッテリーを組んだ森友哉捕手(19)と球宴で初対決し、153キロの直球で一飛に打ち取った。

 藤浪は、可愛い後輩に全力で直球勝負。初球ボールの後、二球目の内角直球に、森もフルスイングで応えた。高く上がったボールは、内野でドームの天井を直撃する“規格外”の一撃。一塁手のロペス(DeNA)がかろうじて捕球した。

 当初は2イニングの予定が、3イニングを完全に封じてみせた藤浪は、「抑えられて良かったです」と笑顔。森との対決を制したことには「森さんに打たれると、その後で何言われるかわからないので」と冗談めかして話した。

 打ち取られた森は「完全に捉えたと思ったんですけど…、ダメでした」と複雑な表情。打球が天井を直撃したことを聞かされても、「そんなんじゃダメです。アウトはアウトです」と悔しがった。

 それでも、久々となった先輩との対決に、「威力はすごいあったんですけど、打ち負けないという気持ちで、結果アウトになったんですけど、自分のスイングはできたんで、いい戦いができたと思います」と振り返った。

 藤浪は今月2日、オールスターに監督推薦選手として選出された際、対戦したい打者として森の名を挙げ、「高校の時からよく対戦して、打たれたイメージしかない。森さんをしっかり抑えられるようにしたいです」と、1学年下の後輩を「さん付け」して敬意?を表していた。

 2人は2010年、大阪桐蔭高でバッテリーを組んで、史上7校目の甲子園春夏連覇を成し遂げた。プロ入り後、今年3月6日のオープン戦で初対戦。藤浪が森を左飛に打ち取っていた。

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