藤浪 脱力投法で竜狩りへ「平常心で」

気合いの入った表情で素振りをする藤浪晋太郎=京セラドーム(撮影・持木克友)
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 プロ3年目を迎えた阪神・藤浪晋太郎投手が、ついにベールを脱ぐ。28日、先発予定の29日・中日戦に向けて京セラドームで汗を流した。シーズン初登板前日もリラックスモード。練習を終えた藤浪は「いつも通り平常心で臨めると思います」と自然体を強調した。

 オフは広島・前田の合同自主トレに参加。「制球、ボールのキレ、投球の安定」と求めて、プロ1年目から理想に掲げる脱力投法に取り組んだ。それは少しずつ実を結びつつある。ストライクゾーンで勝負し、球数少なく、打たせてアウトを取っていく。新しいスタイルに手応えがある。オープン戦最終登板の22日・オリックス戦は調子が良くない中で、無四球、7回2失点にまとめた。

 中日戦との相性は決して悪くない、昨季は6試合に先発し、2勝2敗、防御率2・81。シーズン初登板で白星をつかめば、自身初。「0に抑えるに越したことはないけど、簡単にはいかない。調子が良かろうが悪かろうがゲームをつくりたい。最低でも7回2失点。流れをつくるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。

2023-11-05
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