福留&メッセでCS初の先勝

6回、先制弾を放った阪神・福留孝介(右)を笑顔で迎える阪神 ランディ・メッセンジャー(中央)=甲子園(撮影・出月俊成)
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 「セCS第1S第1戦、阪神1‐0広島」(11日、甲子園)

 阪神が最少得点を守りきり、5度目のCSで初めて先勝。2008年からのCS連敗を5で止めた。

 阪神・メッセンジャーと広島・前田の両先発投手が立ち上がりから走者を出しながらも要所をしのぎ、無得点が続いた。

 均衡を破ったのは阪神。0‐0の六回、1死走者なしで、カウント3‐1からの前田の5球目、真ん中の150キロ直球を捉え、バックスクリーンへ先制のCS1号ソロを放った。

 阪神は七回、広島2番手の一岡を攻め、上本のこの日3安打目となる右中間二塁打などで2死二、三塁としたが、マートンが遊ゴロに倒れた。

 勝利投手のメッセンジャーは8回4安打無失点。九回は呉昇桓がロサリオ、エルドレッド、松山の中軸を3者連続空振り三振に仕留めた。

 敗れた広島・前田は6回7安打1失点だった。

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