日本相撲協会の夏場所(5月8日初日・両国国技館)の番付編成会議で新十両昇進が決まった佐藤(19)=本名佐藤貴信、兵庫県出身、貴乃花部屋=が30日、エディオンアリーナ大阪で師匠の貴乃花親方(元横綱)とともに記者会見し「一番一番必死にやってきた。早く幕内に駆け上がりたい」と抱負を述べた。
親方には自身が育てた初の日本出身関取。埼玉栄高時代に世界ジュニア選手権無差別級を制した有望株を「足腰が強く精神的に落ち着いてきた」と評価。十両では本名のままで幕内昇進時に新たなしこ名を授けるという。「元となるのは稽古場の鍛錬。今まで以上に頑張ってほしい」とエールを送った。