宇良が前相撲で白星デビュー

 関学大から初めて大相撲入りした宇良和輝(木瀬部屋)が9日、大阪市ボディメーカーコロシアムで行われた大相撲春場所2日目の前相撲で初土俵を踏んだ。立ち合いから鋭い踏み込みで高田(藤島部屋)を圧倒して最後は右からの突き落としで快勝。鮮やかに白星デビューを飾った。2連勝すれば12日の5日目に行われる一番出世披露に臨み、5月場所(5月10日初日、東京・両国国技館)から序ノ口の番付に載る。

 午前8時30分、前相撲では異例ともいえる大勢のメディアと観客が詰めかける中で、いよいよ注目の宇良が土俵に上がった。記念すべきプロ入りして初めての一番は正攻法で約2秒での速攻劇。「緊張はしなかった。いい流れで相撲が取れました」と強心臓ぶりを見せつけた。

 奇手・居反り(いぞり)や足取りなどアクロバティックな決まり手が注目されているが、「出す時は出しますが、今は封印しています。師匠(元幕内肥後ノ海の木瀬親方)からは自分の相撲を貫けと言われています」と話した。テレビのバラエティー番組で特集が組まれるほどの業師が、これからどんなテクニシャンぶりを発揮してくれるのか。ますます目が離せない。

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