リオ五輪サッカー岩波も選出 18人発表

会見するUー23代表・手倉森誠監督=JFAハウス(撮影・棚橋慶太)
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 日本サッカー協会が1日、リオデジャネイロ五輪日本代表メンバー18人を発表した。選出が確実視されていた海外組のFW久保裕也(22)=スイス・ヤングボーイズ=やMF南野拓実(21)=オーストリア・ザルツブルク=のほか、29日の南アフリカU-23代表戦で2得点したMF中島翔哉(21)=FC東京=やサイドバックのDF室屋成(22)=FC東京=といった負傷からの復帰組も選出。また、5月のトゥーロン国際で左膝を負傷したDF岩波拓也(22)=神戸=は南アフリカ戦に招集されなかったが、回復が順調と判断されメンバーに入った。

 一方、FW鈴木武蔵(22)=新潟=は落選し、バックアップメンバーに回った。

 前夜、寝る直前にメンバーを決めたという手倉森監督は「役割も分かれます。託す側と託される側。託す側にまわった選手は、日本サッカーの発展に関わり続ける選手になれと。それを切らさずにやってほしい」と外れた選手の奮起を期待した。

 快勝した29日の南アフリカ戦でセンターバックで先発した中谷進之介(柏)と、まだ代表チームに合流できていない岩波との比較で悩んだというが、「思った以上に回復が早くて、来週から完全合流する。このチームに絡み続けてきた彼は、間違いなくコンディションをそこに持ってこられるだろうとおれの中で確信しました」と岩波がこれまでのU-23代表に貢献してきたことと、けがの回復が順調であることを考慮したことを明かした。

 目標はズバリ金メダル。「金メダルを目指さないと銅にもひっかからない。“どう”にもこうにもならない」と得意のダジャレで高い志を表現した。

 すでに内定が発表されているオーバーエージ枠(24歳以上)はDF塩谷司(27)=広島、DF藤春廣輝(27)=G大阪、FW興梠慎三(29)=浦和=の3人。

 全メンバーは以下の通り。※はオーバーエージ枠。

 ▽GK 櫛引政敏(鹿島)、中村航輔(柏)

 ▽DF ※塩谷司(広島)、※藤春廣輝(G大阪)、亀川諒史(福岡)、室屋成(FC東京)、植田直通(鹿島)、岩波拓也(神戸)、

 ▽MF 遠藤航(浦和)、南野拓実(ザルツブルク)、原川力(川崎)、大島僚太(川崎)、矢島慎也(岡山)、中島翔哉(FC東京)井手口陽介(G大阪)

 ▽FW ※興梠慎三(浦和)、久保裕也(ヤングボーイズ)、浅野拓磨(広島)

 バックアップメンバーは、以下の4人。

 ▽GK 杉本大地(徳島)、▽DF 中谷進之介(柏)、▽MF 野津田岳人(新潟)、▽FW 鈴木武蔵(新潟)

 また、練習相手となるトレーニングパートナーにはU-19を中心に以下の5人が選ばれた。

 ▽GK 杉本大地(徳島)=バックアップと兼任、▽DF 小島雅也(仙台)、▽MF 渡辺皓太(東京Vユース)、冨安健洋(福岡)、小川航基(磐田)

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